坐骨神経痛と首の関係
坐骨神経痛といえば腰やお尻に問題があり、首とは関係がないと思われているので坐骨神経痛と首の関係について書いてみたいと思います。
神経の流れ
神経というのは脳と脊椎から出ています。そして、神経は上から下に向かって流れているものも多くあります。
その様な構造、機能となっているので。首の神経が何らかの原因で神経の働きを低下させれば、その下にある腰や脚にも影響が出るのは物理的に当たり前の話です。
脊椎損傷がその分かりやすい例かもしれません。首で脊椎損傷が起きればその下の神経も全て機能を失い、寝たきりになる事は分かるかと思います。それと同様に首の神経の働きが低下すれば、その下にある神経の働きの低下を及ぼすという事です。
頭の位置
頭というのは5~6キロくらいある重たい物で、ボーリングの玉と同じくらいの重さになります。頭部は首によって支えられているのですが、首の歪みなどがあると頭部が前後左右にバランスを崩し腰や下肢などに物理的な負荷を加える事になります。
ボーリングの球を持って肘を直角にして骨の上に乗せていればそこまで重さは感じず、力を入れなくて済みますが、肘を伸ばせばどうでしょうか?腕や肩、背中などの筋肉を多く使わないと支えれれなくなります。これと同じ原理で腰などにも負荷が加わり結果として坐骨神経痛などを引き起こす事もあります。