整骨院と整体院は何が違うの?
整骨院と整体院は何が違うのか、一般の方には違いが分かりにくい思われます。そこで、このページでは施術法とかではなく、資格の有無や、整骨院、整体院の背景について書いてみたいと思います。
整骨院について
整骨院とは、都道府県知事が指定した専門学校か文部科学省が指定した4年制大学で必要な科目を履修し、国家資格を受けて合格すれば厚生労働大臣免許として柔道整復師という国家資格が与えられます。柔道整復師は骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などに対しては健康保険の取り扱いが認められています。
柔道整復師が健康保険を取り扱えるのはあくまでも、上記に記載した急性期のケガでのみ使用できますが、慢性的な肩こりや腰痛をケガとして偽り、不正請求する整骨院で横行しており、社会問題となっております。
当院は法令順守、コンプライアンスを守り、当たり前ではありますがケガ以外での健康保険を使用することはありません。
また、接骨院と整骨院は名称が異なるだけで国家資格である柔道整復師です。
整体院について
整体院はいわゆる無資格者です。民間免許は多数存在しますが、国家資格ではないので、無資格者となります。開業に保健所の許可もいりません。3か月の通信教育でしか学んでいなくとも整体院を開業する人は少なくなく、知識が技術の乏しさにより施術による事故も多発しているようです。カイロプラクティックは、欧米諸国の殆どがドクターとしての免許がありますが日本では、法整備がなされておらず、無資格者となります。
ただ、最近では理学療法士、作業療法士の方も整体院を開業される方も増えてきたようです。 当然、国家資格を保持しておられます。
まとめ
整骨院、整体院はコンビニよりも多く、全国で10万件以上と言われております。特に整体院は免許も開業届も必要ないので誰でも気軽に開業できるため爆発的に増えているようです。知識、技術、経験が乏しい院が増えてくるのは必然ともいえる状況です。
しかし、免許がないからと言って全ての整体院がダメなわけではありません。多くの知識、技術、経験がある先生もいらっしゃいます。逆に国家資格がある整骨院でも人様の身体を触る資格のないような方がいることも事実です。では、どこを選べば安心なのか?辛い悩みを解決できるのか?整体院が良いのか?整骨院が良いのか?このページの趣旨とは少し異なりますが、下記を参考にして頂ければよいかと思います。
①Googleマップの口コミ
同じようなお悩みがある方の口コミが、ご自身が望まれる結果と一致するようならば選ぶ材料の一つかも知れませんん。整骨院、整体院でも軽い肩こりなどで多く利用されている院もあれば、重度のお悩みの方が多い院もあります。ご自身の状態に合わせて選ぶことをお勧めします。
②紹介
信頼できる方の紹介が最も良いかもしれません。ただし、紹介してくれた方のお悩みとご自身のお悩みが同程度でなければ希望の施術を受けることは出来ないかもしれません。慰安的な施術をする整骨院、整体院に重度なお悩みで行かれても満足な結果は得られないからです。その逆もです。
③ホームページの口コミ
ホームページの口コミで同じような悩みが改善されてとの声があれば選ぶ基準の一つと言えます。ただし、ヤラセの口コミがある場合もあるのでご注意ください。記載方法が信用できる院を選ぶと良いかと思います。
④ボキボキ、バキバキしない
これが最も需要かもしれません。背骨をボキボキ、バキバキするような危険な整骨院、整体院には近づかないほうが賢明です。良くなるどころか長期的な健康を阻害することは間違いないと言えます。
⑤しっかりと検査をするのか
どんな施術をするのかよりも、どんな検査をするのかが重要です。痛みや症状の原因を見つけなければ改善することはないからです。整骨院や整体院だけの検査では不十分なため、病院とも連携している整体院、整骨院を選ぶことを強くお勧めします。