姿勢と健康
誰もが姿勢は良い方がいいと思うはずです。ただ、姿勢が良いと健康にとって何が良いのか説明できる人は、あまり多くないと思います。単純に見た目が良くなるという事だけでなく、健康に及ぼす影響を説明していきます。
姿勢が健康に及ぼす影響
姿勢が悪いと身体のバランスが悪いので、筋肉や関節に負担が掛かり腰痛や肩こり、関節痛などの痛みを引き起こしやすくなる事は容易に想像できるかと思いますが、実はそれだけではなく、もっと重要な問題があります。姿勢というのは背骨や骨盤、頭蓋骨のバランスを表しています。
背骨の中には神経があり、頭蓋骨の中に脳があります。人間は脳と神経が全てをコントロールしています。内臓も心臓も血管も全てに影響を及ぼすのが脳であり神経です。背骨が歪んだ状態が何年、何十年続けば脳や神経の働きが少しずつ低下します。そうなると、あらゆる器官や身体の機能が低下して、様々な症状を引き起こします。少し神経が低下した状態では病院の検査では異常がないとされます。
病気ではないが、何らかの症状がある状態を東洋医学的に言うと未病、西洋医学的には自律神経失調などと言われます。
代表的な症状が頭痛、不眠、めまい、倦怠感、便秘、食欲低下などがあります。身体の機能が低下すると不安、パニック、うつ等の精神的な問題が出ることも珍しくはありません。
これらの症状が出た時、多くの方は薬で症状を抑え込もうとします。しかし、症状が楽になっても改善した訳では無い事はおわかりでしょうか?症状を薬で誤魔化していても改善する訳ではないので、ずっと薬を飲み続けなければなりません。また、神経の働きは年々悪くなるので症状が悪化したり、別の症状も引き起こしたりする事もあります。結果、今までの薬が効かなくなり、薬を強くしたり、増やしたりして更に身体を痛めつけることになるかもしれません。姿勢、背骨の歪みを放置する事で、この様な未来が待っているかもしれません。姿勢を良くする事はあらゆる健康問題に良い影響が与えられます。
姿勢を改善するには
悪い姿勢には猫背、反り腰、受け腰など様々なパターンがあります。良い姿勢にするにはどうすれば良いと思いますか?答えは背骨の歪みを改善する事です。姿勢が悪いから背骨が歪むと思われる方がいらっしゃいますが、多くの場合は逆になります。
背骨が歪んでいるから姿勢が悪くなるのです。
背骨の歪みの80%くらいは、むちうちや尻もち、転倒などの何らかの怪我によって背骨が歪み、姿勢が悪くなります。背骨の歪みはストレッチやヨガなどでは絶対に改善しません。見た目だけは姿勢が良く見える事もありますが、レントゲンなどで見ればガタガタの方が大半です。
姿勢を根本的に良くするには背骨の状態をレントゲン等の画像検査で把握して、その後、歪みのある部分に対して矯正する必要があります。
*背骨を手で触ることや、簡易撮影(写真アプリ)などの姿勢検査では歪みを特定する事は100%不可能です
背骨の矯正方法
巷にはあらゆる矯正法がありますが、当院では『YP』という機械を使用して安全、正確に背骨の矯正を行います。なぜ機械を使うかというと、手での矯正は再現性に欠け、安全面にも問題があります。特にボキボキする様な矯正法は危険です。
ほとんどの場合、矯正するどころか歪みを更に強めてしまいます。施術は安全が第一です。
ですから、当院は医療機関と提携することで、医療機関から提供された画像を参考にして矯正が必要なのか、矯正しても問題は無いのか、どこを矯正すれば良いのかを確かめてから施術を開始し、そして手ではなく機械を使う事で安全で正確な矯正を可能にしています。
背骨は神経が通る大切な器官です。背骨の歪みを放置する事で、あらゆる健康問題に悪影響を及ぼしますので適切な検査をし、安全、正確な矯正を行う事を当院は強くお勧めしています。