コルセットは腰痛に有効か?
腰痛になると病院でコルセットを貰う事があります。また、ネットを見ると様々なタイプのコルセットが売られています。慢性的な腰痛がある方だと予防のためにコルセットを常時、装着している方も珍しくはありません。では、腰痛にコルセットは有効なのかを書いてみたいと思います。
①腰痛の時期による
コルセットが有効なのはギックリ腰などの炎症期になります。痛めてしまったばかりで、動けない、動くたびに激痛が走るなどの急性期にはコルセットをする事によって腰が安定しやすくなり、締め付けによって痛みが軽減するために有効になります。
②重労働など
急性期の腰痛でないが、重い物を持つなどの重労働をする際には予防になります。重量挙げの選手は腰にベルトをまいて競技をしているのはご存知でしょうか?
あれは腰への負荷を軽減させて腰を守っているのです。それと同じように重労働の仕事などでも腰痛の予防のためにコルセットは有効な手段となります。
③慢性腰痛では悪化させる
慢性腰痛とは3ヵ月くらい続いている腰痛の事です。この慢性期の腰痛ではコルセットをする事により悪化する事が分かっています。
まず、長期間コルセットをしていると腰にかかる負担が減る分、筋肉も減ります。また、コルセットの締め付けによって血流が悪くなります。筋肉が減り、血流が悪くなれば慢性的な腰痛は益々、慢性的となってしまいます。