脊柱管狭窄症と薬
多くの病院では脊柱管狭窄症に対して先ずは薬を処方して様子を見る事が多いようです。そこで、多くの方が勘違いしているのが薬で脊柱管狭窄症が改善すると思っている事です。薬の目的は症状の緩和であり根本原因の改善には繋がりません。しかし、痛みが辛い時には使用するのも1つの手です。また、痛みが長引き過ぎると脳が痛みを覚えてしまい、痛みが引きずらくもなるので上手く使用すると良いと思います。
痛み止め
痛み止めは脊柱管狭窄症で使われる代表的な薬です。痛み止めと言っても様々な種類があり、人によって効果の有無の違いがあるようです。
また、慢性期なのか急性期なのかで生理学的に使い分ける事も必要になります。ですから、処方してくれるドクターに効く、効かない、副作用、時期などを考慮して処方してもらうようにしましょう。
筋弛緩薬
脊柱管狭窄症では神経を圧迫されるので、その圧迫された支配神経領域の筋肉が硬くなり、血行不良を起こして痛みを引き起こす事があります。ですから、筋肉を緩める薬も良く処方されるようです。
ビタミン
ビタミンB12が欠乏すると脊椎の血流が悪くなりやすくなるので、神経の血流を促進するビタミンB12を処方される事があります。その他にもビタミンKやビタミンDなども脊柱管狭窄症では大切な栄養素とされています。
抗てんかん薬、抗不安薬、抗うつ薬
これらの薬は脊柱管狭窄症の改善というより痛みの感じ方を変える事で、痛みによって不安やうつを抑制したり、睡眠しやすくする、心理的な苦痛を和らげる目的として使用される事があるようです。また、脳内の神経伝達物質のバランスが変わる事で痛みを軽減するとも言われています。