肩こりとマッサージ
肩こりを改善させる方法として多くの方はマッサージを思い描くと思います。では、マッサージは肩こり解消に有効なのでしょうか?
①肩こりの原因は筋肉?
肩こりは肩周りの筋肉が緊張して硬くなり、血流も悪くなって痛みやコリ感を引き起こします。 では、肩周りの筋肉が緊張して硬くなるのは何故でしょうか?
肩周りの筋肉が硬くなるのは様々な原因があります。例えば、内臓機能の低下、精神的ストレス、身体のアンバランス、神経機能の低下などです。要するに、何らかの原因によって結果として肩周りの筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪くなって痛みやコリ感を引き起こすのです。
②肩こりは筋肉をほぐす事が有効なのか?
肩が緊張して硬くなるのは何らかの原因による結果であり、原因では無いことが分かったかと思います。では、硬くなった肩をマッサージでほぐす事は有効なのか?
マッサージをする事によって肩の筋肉は一時的に柔らかくなり血流が良くなるのでコリ感や痛みは軽減します。
しかし、一時的に筋肉の緊張を和らげても肩がこる原因は変わっていないので、また直ぐにもっとの状態に戻ります。 ですから、マッサージは一時的に楽にするには有効ですが、肩こりを改善する訳では無いのです。
③マッサージの弊害
マッサージは肩こりを一時的に楽にしてくれますが、マッサージの弊害は無いのでしょうか?マッサージは確かに気持ち良いですが、筋肉に押す力を加えるという事は筋肉にとって外力になります
外力を受けた筋肉はもっと強くなろうとして、筋肉を硬い組織に変えようとしてしまいます。
ですから、長期に渡って定期的にマッサージを受けている方の肩周りの筋肉は骨の様な異常な硬さとなっています。また、首のすべり症や後縦靭帯硬化症、ヘルニアなどがある場合にマッサージを受けると重篤な問題を引き起こす事があります。
まとめ
肩こりに対してマッサージは一時的に楽にはなる手法ですが、肩こりの原因は変わらないので根本的な解決策にはなりません。また、たまにマッサージするくらいならば良いですが、長期間、定期的にマッサージを行うと筋肉そのものが悪くなってしまいます。また、肩周りに何らかの病気がある場合はマッサージは危険を伴う行為になります。