膝の痛みの種類
膝の痛みには原因によって様々な種類があります。当然ながら種類によって対処の仕方も異なります。膝の痛みでお悩みの方の改善の参考にして下さい。
怪我
膝は怪我のしやすい部位でもあります。骨折、脱臼、捻挫、半月板損傷、内外側副靭帯損傷、十字靭帯損傷などがあります。また、これらの損傷が重複して起こる事も多々あります。
膝を怪我した場合にはレントゲン、MRIなどで詳しく検査をしてその怪我に合わせて保存なのか手術が必要なのかを膝の専門医に相談することがもっとも望ましいと言えます。
変形
膝関節は半月板が減少して骨が変形しやすい部位でもあります。膝関節の構造的に9割以上が内側の骨が変形します。病院では変形は加齢と言われますが、70代で変形していない人もいれば、40代で変形する人もいるし、右は変形しているが左はない等も多々あるので単純に年齢だけで決まる訳ではありません。怪我の有無や身体のバランス、仕事での使い方なども関係してきます。
また、変形が有る=痛みが出るという図式は成り立たないので、変形は改善しなくとも適切な処置をすれば痛みは消失します。
病院ではヒアルロン酸注射が主流ですが、身体のバランスが悪い、膝に負担の掛かる使い方をしている、膝関節やその他の関節の可動域が悪い場合にはそれらを改善しない事には膝にいくらヒアルロン酸注射をしても良くはなりません。
原因不明
レントゲンなどの検査では異常がなく、捻った、ぶつけた等の怪我もないが痛みや腫れが出ることも珍しくはありません。その場合、多くの病院では痛み止めや湿布などで様子を見て下さいと言われます。
しかし、この原因不明の膝の痛みは身体のバランスが悪い、膝や膝に関わる関節の動きが悪いことなどが原因となって膝に痛みを起こしているので、痛み止めや湿布などで痛みを誤魔化しているだけでは良くならないどころか、徐々に悪化する可能性が大です。そして、将来的には半月板がすり減り骨が変形して益々、問題を大きくしてしまいます。ですから、原因不明の膝の痛みは痛みを減らすのではなく原因である身体のバランスや関節の動きを正常に戻す施術を行わなければなりません。