腰痛に牽引は有効なのか?
整形外科での腰痛のリハビリと言えば牽引がまず思いつきます。ヘルニアからの腰痛でも狭窄症でも、どの様なタイプの腰痛でも昔から変わらず牽引をやり続けています。では、本当に牽引は腰痛に有効なのかを検証したいと思います。
牽引療法の理論
牽引は腰を引っぱる事で腰椎の関節を広げて神経伝達を良くしたり、腰周りの筋肉に対してストレッチ効果があると言われています。
腰痛の世界常識
様々な病気やケガなどには標準的な治療を示しているガイドラインがあります。
当然、腰痛にもガイドラインがあります。そのガイドラインを見ると日本だけでなく、どの国でも腰痛に対して牽引は効果が無いとされています。これが、現代では常識です。
なぜ、牽引をするのか?
腰痛ガイドラインでは牽引には効果が無いとされているのに何故、牽引を行なうのか?私の調べでは他にやることが無いから、効果が無いかもしれないが患者さんを納得させるために行っている様に思えます。その他にも電気やウォ―ターベッドも同じかもしれません。その他には保険点数にあるから、、、時間の経過か牽引の効果は分からないが一定数の楽になる方がいるから、、、かと思います。ですから、牽引は良くならない事が殆どだと知って、患者さんに勧めているのが現実かと思われます。