ストレートネックは体調不良の引き金
ストレートネックと聞くと首コリや肩こりの原因程度に考えていませんか?それは、大きな間違えです。ストレートネックがある事で身体に及ぼす悪影響を大きく分けて2つに絞って書いてみたいと思います。
自律神経の働きが悪くなる
背骨が歪むと副交感神経という自律神経の働きが悪くなります。この副交感神経というのは身体を休ませるための神経と思ってください。
副交感神経が働くと眠る事ができ、筋肉の緊張が取れ、内臓の働きなどが活発化します。ストレートネックがあると副交感神経の働きが悪くなる事があり、そうなると質の良い睡眠が取れなくなり、内臓の働きが適するので消化、吸収、排泄が上手くいかなくなります。
また、筋肉の緊張しっぱなしになるので関節や筋肉の痛みを起こしやすくなります。不眠、内臓機能の低下、筋緊張状態が続けば多種多様な、ありとあらゆる体調不良の引き金となります。
関節や筋肉への負荷が増加
ストレートネックがあるという事は頭部が前に突き出した状態になっているという事になります。頭部というのは5~6キロくらいあり、ボーリング玉と同じくらいとされています。その重たい頭を支える為には首の骨に重心が乗っている事が重要です。
しかし、ストレートネックがあると頭の重心が前に行くので首の骨で支えにくくなり、その周りの筋肉を緊張させて頭を支える事になります。
そして、それは首周りの負荷だけでなく、腰や下半身にも負荷を増やす事になり、腰痛や股関節、膝痛の原因にもなります。