精神的な問題に対する当院の考え
当院では、うつやパニック、不安障害などでお困りの方も多く来られております。精神的な問題で何故、整骨院に行くのか想像できない方もいらっしゃるでしょう。精神的な問題は精神的なストレスで起きる事もありますが、自律神経の乱れによっても発生する事も珍しくはありません。むしろ、自律神経の乱れが起因して精神的なストレスを受けやすい、蓄積されやすい事が原因となっているケースも多々あります。このページでは自律神経と精神的な障害の関係性を述べたいと思います。
自律神経の働き
自律神経という言葉を聞いた事があっても、自律神経が何なのかを知っている方は殆どいません。
自律神経とは人が意識してコントロールできない器官などを自動的にコントロールしてくれるのが自律神経です。
右の図は自律神経の分布図です。図でわかる通り、自律神経は身体のあらゆる器官をコントロールしています。
例えば、体温を調節したり、内臓を動かしたり、血流を調節したりと身体のあらゆる器官、働きを内部環境、外部環境に合わせてコントロールしてくれています。自律神経の働きが健康を支えています。
自律神経が乱れる原因と問題
自律神経が乱れると多種多様な体調不良が現れます。自律神経の乱れというと精神的なストレスだけが原因と思われていますが、実は背骨の歪みが大きく関係しています。
自律神経は脳と背骨から出ています。背骨にゆがみが生じると自律神経の通り道が悪くなり、自律神経の働きが徐々に低下すると、身体のあらゆる器官の働きも低下して、一定のラインを超えると様々な症状として表れます。
自律神経が乱れても病院の検査では異常が出ません。異常がないから症状に合わせた薬を処方されるだけになります。
例えば、頭痛なら頭痛薬、不眠なら眠剤などです。しかし、自律神経の働きが乱れた状態を放置し、症状を薬で抑えていると問題は悪化する可能性があり、最終的には病院の検査でも異常が出る状態になる可能性もあるのです。
自律神経と精神的な問題
上記の内容で自律神経の働きや自律神経の乱れる原因、自律神経が乱れるとどうなるかを理解して頂けたかと思います。では、自律神経と精神的な不調についての関係性を説明したいと思います。『精神的なストレス⇒自律神経が乱れる』と思われている方が多いと思います。
もちろん、この様な場合もあるのですが『自律神経の乱れ⇒落ち込み⇒精神的な障害』『自律神経の乱れ⇒精神的なストレスの蓄積⇒精神的な障害』というパターンの方も多くいらっしゃいます。精神的なストレスが始まりではなく、自律神経の乱れが影響してストレスが溜まるということです。
自律神経の乱れが生じると何かしらの体調不良を起こします。そうなると、落ち込みやすくなったり、不安感が出たり、精神的なストレスが溜まりやすい身体の状態になります。心と身体は繋がっています。心の問題が身体に異変をきたす事もあれば、身体の不調が心に異常をもたらす事もあるのです。
例えば、風邪を引いたら気分も落ち込みますよね、頭痛があればイライラしますよね、動悸がすれば不安にもなります、夜寝れなければ精神的ストレスが蓄積します。
要するに、体調が悪ければ精神的にも問題を起こすのです。≪背骨が歪む⇒自律神経の乱れ⇒体調不良⇒精神的な障害の発生≫このパターンは知られていないだけで、よくあるパターンなのです。
精神的な障害に対する整体
精神的なストレスが原因で精神的な障害を起こしているならば、整体ではどうにもなりませんが
≪背骨が歪む⇒自律神経の乱れ⇒体調不良⇒精神的な障害の発生≫
このパターンでは整体は有効です。
要するに、精神的な障害が背骨の歪みにより自律神経の働きが悪くなっているのですから、背骨の歪みを改善して、自律神経の働きが正常になれば根本的な改善となります。
背骨の歪みや自律神経の問題は薬で解決は出来ません。現に当院の整体で多くの方が精神的な問題を解決して喜ばれております。