整体は何に効果があるのか?
整体と聞くと肩こりや腰痛に効果がある、手法としては骨盤矯正などを思い浮かべるのではないでしょうか。実は整体には明確な定義はありません。どのような手法でも、その施術者が整体だと言ってしまえば整体となってしまう極めて曖昧なものと言えます。
そして、どのような症状に効果があるのかも、その手法、整体の方法によって大きく異なります。すべての整体方法を述べるのは難しいので当院で行う整体の考え方、手法について解説していきましょう。
当院の整体に対する考え方
当院の整体は【構造】と【機能】を整えます。分かりやすく言えば【背骨の歪み】と【神経の働き】を正常に取り戻すことを目的としています。多くの整体院では<腰痛はこの整体法><肩こりはコレ><頭痛はこの手技>と症状に合わせた施術法です。
症状に合わせる…。当然の方法だと思われるかもしれません。しかし、当院では症状に合わせるような整体は行いません。何故ならば、それは対症療法といって一時的に症状を緩和させる施術だからです。
病院では、頭痛がすれば頭痛薬を…胃が痛ければ胃薬を…血圧が上がれば血圧を下げる薬を…。 これらは、対症療法です。頭痛がするならば頭痛の原因を、胃が痛いならば胃痛の原因を、高血圧ならば高血圧の原因を、とういうように原因を改善するこれらを根本療法といいます。
当院では根本療法を行う事が整体の存在意義だと考えております。当院に来られる多くの方が既に病院での様々な対症療法を行ってきています。それでも改善せず、年々悪化したり、他の症状が出てきたりして、藁にもすがる思いで当院にいらっしゃいます。
そのような方に当院でも同じように対症療法を行っても結果は同じです。ですから、当院の整体は症状ではなく原因となる背骨と神経の働きを正常に戻す施術を行います。
<注意>背骨の歪みによる神経の働きが低下した事が原因でない場合は、当院ではお力になれません。
当院の整体が効果となる症状
背骨の歪みによって神経の働きが低下した事が原因となる症状は膨大な数になります。そこで当院に来られる方で多い症状を主に書きます。
【関節・筋肉・背骨などの症状】
腰痛・肩こり・首の痛み・肩甲骨の痛み・ストレートネック・五十肩・腕や手のしびれ・頸椎ヘルニア・頚椎脊柱管狭窄症・頸椎すべり症・胸郭出口症候群・腰椎ヘルニア・腰椎脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・梨状筋症候群・坐骨神経痛・股関節痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・膝の痛み足のしびれ etc.
【自律神経の乱れからくる症状】
頭痛・めまい・吐き気・耳鳴り・不眠・起立性低血圧・起立性調節障害・食欲低下・便秘・更年期・ほてり・冷え・倦怠感・うつ・パニック障害・不安焦燥感 etc.
*施術の効果には個人差があり、全ての方に効果をお約束できるものではありません
まとめ
冒頭でも述べたように整体とは明確な定義はなく曖昧なものです。しかし、曖昧だからといって、いい加減な訳ではありません。西洋医学、いわゆる病院は疾患、症状に合わせて様々な検査を行い、検査の結果、必要な投薬や手術などを行います。そして何か身体に問題が発生した時にはそれは最優先に行うべきです。しかし、人間の身体は単純なものではありません。医学の進歩は著しく発展していますが、人体の全てが解明出来ている訳ではありません。まだまだ、未知な部分が多く残されています。要するに、西洋医学は第一優先にするべきですが、万能なわけでは無いという事です。
WHO(世界保健機構)でも西洋医学には限界があり、東洋医学や整体、カイロなどの代替医療なども合わせた医療を勧めています。いわゆる、統合医療です。現にどこの病院に行っていても改善しない症状が整体であっさりと改善してしまう事も珍しくはないのです。
では、整体は何をしているのか?何に効果があるのか?
本来、整体というのは症状に対してではなく、自己治癒能力が働きやすいように身体を整えることを目的します。怪我にしても病気にしても薬や医者が治すのではありません。例えば、切り傷は医師が傷を縫うからくっ付くのではなく、脳や神経が傷口を治そうと細胞などに働きかけて傷口を塞ぎます。これは、どんな怪我や病気でも同じです。これが自己治癒能力です。
背骨のゆがみによって、神経の働きが阻害されてしまうと自己治癒能力が働きにくくなってしまいます。背骨のゆがみを正し、神経の働きを正常にさせることで自己治癒能力の働きやすい身体に整えて、自己治癒能力によって痛みや症状を改善させることを目的とします。